2020/10/05 17:05

こんにちは。

いつもショップブログをご覧いただきありがとうございます。


日本では今年10月1日が十五夜でしたが、皆さんお月見はされましたか?

ラオスでは今年は10月2日(毎年旧暦11月の満月の日)に、

オークパンサー(雨安居明け)と呼ばれる儀礼がありました。

3ヶ月に及んだ僧侶の厳しい修行期間が明けたことを意味する出安居の儀礼です。

この3ヶ月間、様々なお祝い事が自粛され、

人によってはお酒を断つこともあるため、街はお祝いムードでとても賑やかな雰囲気となります。

オークパンサーの朝、人々は寺院へお参りし僧侶に喜捨を行います。

夜には「フアファイ(火の船)」と呼ばれるバナナの葉や幹を各家庭が蝋燭を灯してお供えしたり

マリーゴールドの花で飾り付けをした灯篭「ローイカトーン」に火を灯してメコン河に流します。

これは川の神にお供えをして河川での水害が起きないようにするため、

灯篭に願いを込めて流すことでネガティブな感情を流し去るためなどの説があります。

また、境内や街中には色とりどりの和紙が蝋燭で照らされ、その光景はとても幻想的です。


灯篭を流す当日、

外に出た時にちょうど大家さんが蝋燭を灯し、灯篭流しの準備をしていたので

つかさず携帯を持って写真撮らせて~というと

写真撮ってあげるから、はい、蝋燭灯して!と渡され

そんなこんなしているうちに灯篭の準備も始まって

じゃあこれからメコン川に行くのかな~なんて思っていたら

庭にある水をはった鉢の上に灯篭を置き

お祈り、お願いごとをしていました。

ちょっと拍子抜けしたけど、

でも川がない地域に暮らす人でもこれならできるし、気軽にできていいですよね。



そしてオークパンサーの翌日(ヴィエンチャン以外の地域では別の日に行うことも多い)に行われる

ボートレース祭(ブン・スアンフア)があります。


ボートレース祭は3ヶ月に及ぶ厳しい修行を終えた僧を祝うお祭りとして、メコン川沿いの各地で開かれます。

ルアンパバーン では、8月末から9月上旬にかけて行われることが多いですが、

ビエンチャンではオークパンサーの翌日に行われます。

チームは近隣の村ごと(あるいは職場ごとに)に組まれ、

30人〜50人乗りの細い船でレースを行います。大人数で漕ぐボートレースは迫力があります。

外国人チームも有志で組まれたりしています。


オークパンサー、ボートレース祭りの1週間は、

メコン川沿いに多くの露店が並び、昼夜問わず大勢の人で賑わうんですが

今年はコロナ禍でどう対応するのかなあと気になって

ボートレース祭りの日にメコン川沿いを軽〜く散歩してきました。



メインストリートの屋台や出店はだいぶ少なかったし

ほぼほぼ飲食の屋台が多かったな~という印象でした。


川沿いにはボートが飾ってあったりでした。


今年はピーマイ(ラオス正月)のイベントが自粛期間中だったので

ラオスの人にとっては久しぶりの大きなイベントでした。

ご近所さんからも飲み会の音が聞こえてきたな~と思った週末でした!