2020/11/02 18:36

こんにちは。


先日ひょんなことからヤオ族の刺繍を担当してくれているお姉さんの里帰りへ同行してきました。

首都ビエンチャンからバスを乗り継ぐこと約24時間の旅。

よくよく聞いてみたらなんと結婚式出席とのことで大興奮! 途中でいくつか親族の村にも立ち寄り

出発から3日目で目的地に到着しました。 山を越えたらそこはベトナム、国境の手前まで行ってきましたよ。




国境手前の街の中心部の市場。このあたりはタイダム族も多く売り子さんはタイダム族の特徴である布を頭に巻いています。


村での滞在や、結婚式についてはおいおいまた書きますね。
今回はヤオ族とのものづくりが始まった経緯を紹介した過去ブログをこちらに加筆修正して転載します。


【2020/4/7記載ブログの加筆修正】

初めて村を訪れたのは2018年。

2時間くらいの滞在だったのだが

その時にものすごくハートフルな民族だな、という印象が強くて

この村のみんなと一緒にものつくりしたいと考えていたらなんと想いが通じたのです!

同年に再度村を訪れるチャンスに恵まれたのでした。

その日はたまたまその地域の大きな式典日だったこともあり

各村・各少数民族がとびっきりのお洒落をして式典に集まっていて

そこでどツボ好みの布に出逢ってしまったわけなんですよ。

その場で直ぐにオーダーができるかどうかお願いして、そしてご縁は今に至るわけです。


どの少数民族もそうだけど、

まずはラオス語が話せるかどうか。これ重要。

それから連絡がきちんと取れるツールを持っていて

それでいて一緒にものつくりをしていきたいと思ってくれる人に出逢えるかどうか、なんです。

このご縁がなければ、ものつくりを始めたくてもできない。

でもご縁があれば、

こちらの拙いラオス語でも「ものつくり」が共通言語となって

想いが伝わるし、意思疎通がスムーズに進むんですよね。


つい先日久し振りに連絡がきて

お願いしていた刺繍たちが出来上がったよ、ということで会いに行ってきました。

日本には帰ってきたの?何人で来るの?と聞かれたから

あーもしかしてコロナ気にしてるのかな、と不安に思っていたら

(南部旅行でもそれを感じたので)

アヒル料理は食べれるか?一緒にビール飲もうね、と続いてメッセージが来て

あれ、めっちゃウェルカム態勢じゃないか!と嬉しくてひとりでニヤついてしまった。


彼らは養鶏・養殖(魚・カエル)、それから豚・牛・鶏などの家畜を育てながら

空いた時間で刺繍作業をしてくれている。

産みたて卵があるから、ここでは卵かけご飯が食べれるよ!

ヤオ族の主食はうるち米で、卵かけご飯の習慣があるみたい。

村に行った日には刺繍の打ち合わせして、養鶏のお手伝い(というか餌やりとか卵収穫とかの体験だけど)して、

ご飯一緒に食べて帰るというのが毎度の定番になっています。


彼らには洋服の新作に刺繍を施してもらいました。

これから最終仕上げに入ります。

お披露目まであと少し。

お楽しみに。